トップメッセージ
TOP MESSAGE
株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループの2018年度を最終年度とする中期経営計画『共創2018』につきましては、原燃料価格の上昇や2018年11月から顕著になった中国景気の減速など外部環境の変化や、高付加価値新製品の上市遅れ、生産トラブルなどにより、目標数値である売上高900億円、営業利益54億円は未達となりました。
『共創2018』では、「稼ぐ力」の早期回復に向け、電子材料や化粧品材料を中心に積極的な設備投資を行い、樹脂添加剤事業ではタイ国の企業を傘下に収め、東南アジア地域に対する拡販体制の基礎を築くなど、一定の成果を出しましたが、まだ道半ばであります。
そこで、これまでの基本路線を踏襲しつつ、さらなる発展を遂げるため、2019年度を初年度とする5ヵ年計画『SAKAINNOVATION 2023』をスタートさせました。本計画では、最終年度(2023年度)の連結目標数値を、営業利益80億円以上、営業利益率7%以上、ROE6%以上と掲げています。6つの事業領域(電子材料、化粧品材料、樹脂添加剤、触媒、高屈折材料、医療事業)を中心に、生産性の改善に取り組むとともに、基幹製品および新規開発品の拡販を進め、「稼ぐ力」を高めてまいります。
なお、『SAKAINNOVATION 2023』では、数値目標達成と持続的な成長に向け、以下の経営課題に取り組んでまいります。
① 稼ぐ力へ再挑戦し確実な増益体質を実現
② 再構築投資による環境と人にやさしい工場・オフィスの実現
③ 10年先の社会を見据えた新事業へ取り組む
④ 総還元性向30%以上を目標とした安定的・継続的な配当を実施
当社の製品は唯一無二の機能を備え、お客さまの夢や理想を実現し、そして皆さまの生活を陰ながら支えてきました。これからもINNOVATIONを創造する企業グループを目指し、新事業、新技術、新製品の探索・開発を推し進めてまいります。
株主・投資家の皆さまには、当社へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。